牧師コラム

コラムNo7

人は誰でも心身ともに健康で、毎日を生きて行けることを願います。

 

家族や仲間と幸せに過ごしたいという願いは、誰でもお持ちでしょう。
しかし、現実は人間関係の悩みや病を抱えながら生きている人が、多いのではないでしょうか。

 

昔、アメリカで孤独と病の中で、心を閉ざして寂しく日々を過ごしていた女の子がいました。

 

ある日、彼女は病院で聖書と出会い、聖書の話しを看護師さんから聞く内に、彼女の閉ざしていた心が、キリストの愛に触れて次第に開かれて行きました。

 

そして彼女は、自分は天涯孤独の憐れな身の上に育ったけれども、自分よりも、もっと辛く悲しい境遇に苦しんでいる人の為に、役に立ちたいという思いが与えられました。
それから彼女は盲学校に入学し、教師を目指して勉強に励みました。

 

そして卒業し、彼女が家庭教師として派遣されたのが、ヘレン・ケラーの家でした。
彼女は、目・耳・声の3重の障害を持ったヘレン・ケラーを神の愛を持って教え、神の愛を持って育てました。この家庭教師こそアン・サリバン先生です。

 

サリバン先生は幼い頃、イエス・キリストの愛に出会い、絶望の人生が希望の人生に変えられたのです。

 

神様がイエス・キリストを、この世に遣わされたのは、イエス・キリストの愛によって私達が生きるようになるためです。

 

神様に背を向けて絶望の中にある人生が、イエス・キリストを信じて希望のある、新たな人生に変えられることを、神様は聖書で約束しています。

 

 

“神は、ひとり子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。”

(Ⅰヨハネの手紙4章9節)

2012/10/10