牧師コラム

コラムNo6

パラリンピックが発祥の地ロンドンで行われました。

体にハンディを負った選手が懸命に競技へ向き合う姿に、多くの感動を与えられました。

パラリンピックの創始者であるグッドマン博士は、ロンドンにある病院で、第二次世界大戦で半身不随になった兵士達のリハビリテ―ションにスポーツが最適と考え、1948年に車椅子での競技大会を行ったことが始まりです。

彼は「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」という言葉を残しています。
パラリンピックの選手たちは失った物をいつまでもくやみ、後ろ向きに生きるのではなく、自分のハンディを勇気を持って受け入れ、残された特別な才能を最大限に活かそうとする。その前向きな生き方が素晴らしいのです。


人は日常生活の中で他の人と比較して、うらやんだり、落ち込んだりします。
しかし、自分を卑下する必要はないのです。
なぜなら、その人に相応しい賜物を神様は必ず与えて下さっているからです。

神様は聖書を通して、慰めと励まし、勇気と希望を与えて下さいます。それ故、私達は神様のこの恵みを数えて、前向きに生きることができるのです。
どうか聖書の御言葉に耳を傾け、その中に希望と真実を発見して下さい。


“あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。” (エフェソの信徒への手紙2章8節)

2012/09/10