暦の上では立春を迎え春の訪れが待ち遠しい、今日この頃です。
季節の変わり目には体の免疫力が低下し、感染症や病気にかかりやすくなります。
そのため2月には邪気(鬼)を追い払い、人々の健康や幸せを願う節分が行なわれます。
「鬼は外、福は内」と大声を出して、いり豆を投げつけ病気や災害を追い払います。
しかし、自分の内にいる鬼はどうでしょうか。
怒りや憎しみ、嫌悪感や不機嫌などの心の内の鬼は、どうすれば追い出せるのでしょうか。
イエス・キリストは神の言葉によって悪魔を追い払ったと、聖書に書かれています。
荒野で断食をしていたイエス様の前に悪魔は、「神の子なら石がパンになるように命じたらどうだ」と誘惑しました。
しかし、イエス様は「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と悪魔を追い払いました。
イエス様は石をパンに変えて、ご自身の権威を示すこともできました。
しかし、イエス様が、この地上に来られたのは神の言葉、すなわち福音を伝えるためでした。イエス様は人々に仕えるために、私達の心の内の罪を身代わりに背負い、十字架に架かり死なれ三日目によみがえられました。
このイエス様の御業を自分の心の内に受け入れる者は、神様の前に罪が赦され救われるのです。
イエス・キリストの福音を心の内に迎え入れ、幸せな春が皆様に訪れますように願います。
“人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人の身代金として
自分の命を献げるために来たのである。” マルコによる福音書10章45節