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この度は、下関丸山教会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当教会は明治中期に来日したランバス宣教師が船で関門海峡を通過する時、下関の高台を指さし「あの山の上に十字架の尖塔高くそびえる会堂を建て、この海峡を渡る人々に光をかかげたいものだ」と隣にいた砂本貞吉牧師に語りました。砂本牧師はその言葉を忘れることなく教会設立のために尽力し、1904(明治37)年11月に教会設立を宣言し、1926 年(大正15 )に牧師館を兼ねた仮礼拝堂を建設しました。その後、1938(昭和13)年、戦争で物資が不足する中で新たな会堂を建て、ランバス記念会堂と命名しました。
戦火を免れた山の上の教会の尖塔にはケルト十字架が建ち、白壁と赤瓦の会堂が残りました。礼拝堂の天井は三角形の木組みを重ね、講壇の手前には「恵みの座」などのメソジストの特徴が残された教会は、2004(平成16)年に国の登録有形文化財に指定されました。またパイプオルガンが1995年に設置され、会堂とホール牧師館は2021年にリフォーム工事が行われ新たにされました。
この教会で人々は戦前から悩みの絶えない世の中にあって、心の居場所として礼拝を守りました。そして今も落ち着いた雰囲気の礼拝堂では、リニューアルされたパイプ・オルガンの音色と賛美歌の歌声が響き、心温まる礼拝が続けられています。また毎週、教会学校では多くの生徒が出席しています。さらにクリスマス・パイプオルガンコンサートなどの行事が開催され、音楽や文学の講座などの会場としてホールが使用されています。
今後も変わらず、この教会が人々に光を灯す心の居場所となることを願っています。 どうぞ、礼拝や教会学校などの集会に、お気軽にお越し下さい。心よりお待ちしています。